日本経済新聞 2001年 7月31日より
雑菌の9割、電気で除去

イガデン 貯水槽向けに販売

水処理装置などを開発するイガデン(茨城県石下町、五十嵐武士社長)は雑菌を含む水に電気を流して殺菌するシステムを開発した。
食中毒の原因となるサルモレラ菌などを3分以内に9割以上除去できるとする実験データをまとめた。
体力が落ちている人の健康を損なうレジオレラ菌などにも効果があるとしている。
貯水槽や公衆浴場の水質浄化向けに売り込む。
システムは雑菌で汚染された水に金属電極を差し込み、百㍗前後で電気を流す。
実験データによると1㍉㍑あたり46万個のサルモレラ菌を含む1リットルの水を処理したところ、約2分半で90~99%の菌を取り除く事が出来た。
レジオレラ菌なども同様の効率で除去できた。
同システムは湖沼の水を処理する事で、アオコを抑える効果もあるという。
公園の池の浄化に応用できると見ている。
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